昭和60年頃、まだ独り身のとうちゃんが、様々な植物を育てている時、花のカタログで見つけたのが始まり。
・露地栽培できる。
・自分で増殖できる、
土地や気候に合っていて、農薬に頼らずに栽培できる。
・経済的にもやっていけそうだ!
ということで、まだ誰も周りでは栽培していなかった頃に、クリスマスローズを作り始めました。
* 雪の中の花祭り *
結婚を機に、こんにゃくに代わって生活を支える作物として本格的に栽培し始めました。
しかし、いざ販売しようと思ったら、一般に知られていない花だったので、市場への出荷はいい返事をもらえませんでした。
それなら「自分たちでこの花の良さや管理の仕方を直接PRしながら売ろう!」と、平成10年から展示会「雪の中の花祭り」を始め、花の販売ができるようになりました。
その後ブームもあって、今ではクリスマスローズは寒い季節の花として人気を集めています。
うちも近隣の公園や園芸センターなどで、展示や植栽、講習会などもさせていただいたりして、花祭りにも毎年多くの方においでいただけるようになりました。
現在は、時期ごとにいろんなクリスマスローズを楽しんでいただけるよう、イベントを挟みながら、週末開店 クリスマスローズ専門の花屋をやっています。
↓クリックして詳細をご覧ください。
花形、花色、模様・・・。
バリエーションの多様さが人気!
1~2月の鉢花として、あるいは早春の庭の宿根草のメインの花として。
お店で販売されているクリスマスローズは、ほとんどが施設内で、鉢で生産されています。
私たちは、「“野にある姿の美しさ”を伝えられる花作り」ということで、農薬や化学肥料に頼らずに、畑でのびのびと育てています。
↑秋から冬に、畑で花芽のついた株を掘り上げます。
その後、古い根を取り除き、花芽だけをポットに上げて鉢を作ります。↑
充実した花目で色鮮やかに開花するように、ビニールハウスの中で凍らない程度の低い温度で管理しています。そして、販売時期に合わせてゆっくり開花させています。
鉢で育てたものと違って、根が固く巻いていないし、地植えに適した根になっているので、「庭に下ろしても、丈夫に大きく育つ!」と喜ばれています。
交配の進んだ園芸種にはない、野趣に富んだ美しさが魅力で、畑で栽培する私たちのつくり方に合っているようです。
特に、中国の原種チベタヌス、トルコの原種ヴェシカリウスなど育てるのが難しいとされている珍しいものを手がけています。
★ 2月中旬~4月末頃まで、毎週土日、当園ビニールハウスにて直売します。
土日以外においでになりたい場合は、前もってお電話でお問い合わせいただければ確実です。
原種など珍しいものについては発送もいたします。
「私を忘れないで」の花言葉。
花に重ねてふるさとや子供の頃を思い出してくれたらな・・・と、毎年地元の小学校の卒業生に、クリスマスローズを1ポットずつ贈っています。
畑の片付けも兼ねて、これまで公民館、スキー場、病院、銀行など、いろんなところに植えていただいたりもしました。
町内にある国営みちのく公園にも、たくさんのクリスマスローズが植えられています。
また、このあたり、南東北のクリスマスローズは雪の下でじっくり花芽を充実させ、寒風に当たりながらゆっくり花を咲かせるので、他の地域よりも色鮮やかで美しい状態で開花してくれます。
2月のうちの花祭りを皮切りに5月連休頃まで、
長期に渡ってクリスマスローズが楽しめる町。
日本で一番美しいクリスマスローズが見れる町。
そんなことを夢に描きながら、これからもこの花と関わり続けていきたいです。
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